米国務省、UAEへのF35売却を議会に非公式通知=関係筋

[ワシントン 29日 ロイター] - 米国務省は議会に対し、米ロッキード・マーチン<LMT.N>製最新鋭ステルス戦闘機「F35」のアラブ首長国連邦(UAE)への売却を承認したと通知した。売却額は100億ドルに上る可能性がある。関係筋が29日、明らかにした。 ロイターは9月に、米政府が、UAEの建国記念日である12月2日までに同国とF35売却の合意書を交わしたい意向だと報じた。[nL3N2GK18M] 米上下両院の各外交委員会は軍事装備品の売却に関し非公式に審査を行う権限があり、阻止することも可能。 イスラエルは当初、UAEへのF35売却に反発したが、米国がイスラエルの軍事優位性が維持されると再確認したのを受け、先週、容認に転じた。 いかなる合意もイスラエルに対して近隣諸国よりも性能の高い武器を供給する「質的軍事優位性(QME)」協定を順守する必要がある。