日本にとってはトランプ大統領の方がいい? バイデン候補優勢が伝えられる米大統領選、注目ポイントをおさらい

来月3日の投票日まで残りわずかとなったアメリカ大統領選挙トランプ大統領は自らがリードしていると主張する中、現地メディアからはバイデン氏の優勢が伝えられている。  29日の『ABEMA Prime』では、菅総理と面会、大統領選挙の情勢について説明したという早稲田大学招聘研究員の渡瀬裕哉氏に話を聞いた。 ■世論調査だけでは結果が予測できない理由 アメリカ大統領選の仕組み  最新情勢の分析の前に、まず大統領選挙の仕組みをおさらいしておこう。4年毎に実施される投票日は「11月の第1月曜日の翌日の火曜日」と定められている。これはかつてキリスト教における安息日(日曜日)を避け、翌日(月曜日)は投票所までの移動日に充てられるようにしていた名残だという。  また、大統領選挙は直接選挙だと思われがちだが、形式的には間接選挙となっており、有権者(18歳以上のアメリカ国民)は、支持する大統領候補を表明している選挙人に対して投票を行う。538人の選挙人の枠は50州とワシントン特別区に割り振られており、その過半数にあたる270人を獲得した方が勝ちとなる(51のうち2州は別方式)。