コーラン踏んだとされる男性を群衆が撲殺、遺体燃やす バングラ

【AFP=時事】バングラデシュ北部の町ブリマリ(Burimari)で29日、コーランイスラム教の聖典)を冒涜(ぼうとく)したとされる男性(35)が、群衆にリンチ(私刑)にかけられ、撲殺された。警察が明らかにした。 【写真】バングラデシュ首都ダッカで行われた反フランスデモの様子  警察によると、モスクでコーランを踏みつけたとされる2人を拘束し、町役場で保護していたが、押し寄せた1000人超の群衆に身柄を奪取された。1人は撲殺されて路上で遺体を焼かれ、もう1人は負傷したものの、逃げのびた。  警察は騒ぎを収めるためにショットガンで実弾を17発撃ったが、群衆を阻止することはできなかった。町役場も放火されたという。  イスラム教徒が多数を占める国々では、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の発言への反発から抗議デモが相次いで発生。バングラデシュの首都ダッカ港湾都市チッタゴン(Chittagong)では今週、反フランスデモが行われ、数万人が参加した。30日の金曜礼拝後にもさらなるデモが予定されている。【翻訳編集】 AFPBB News